ホーム > ブログ

ビジネスマンのクラウド活用法(4) Xmarks

ビジネスマンにとって、最も利用頻度の高い業務関連ソフトは、ワープロと表計算とメールソフトでしょう。しかし多くのビジネスユーザーにとって、最も利用時間が長く、利用頻度の高いソフトはインターネットブラウザではないでしょうか。出社したらまずネットで新聞を読み、昨日のスポーツの結果を確認し、世の中で何も異常事態が発生していない事を確認するのは、毎日のルーチン作業になっています。他にも、銀行のオンラインバンキングのサイトであったり、客先のホームページであったり、子供の学校関係のサイトであったり、公私に渡ってウェブは重要な情報源です。

あなたのブラウザの「お気に入り」をちょっと眺めてみてください。長年のうちに、かなりの項目が登録されている筈です。使いやすいように、時々、順番を変えたり、フォルダを作ってグループ化したり、古くなった使わない項目を整理している人も少なくないでしょう。こうして出来上がったブラウザの「お気に入り」がある日突然消失したら、あなたの日々の作業は大きな影響を受けるかもしれません。また、会社のデスクトップ・パソコンと同じ「お気に入り」が出張用のノートパソコンにあれば、出張先でも、いつも通りにウェブの閲覧ができます。

このように、あるパソコンのブラウザにある「お気に入り」を、別のパソコンのブラウザへ双方向で「シンクロ」させるのが、Xmarksというブラウザのアドインソフトです。

ブラウザの「お気に入り」を複数パソコンで同期させるソフトはいつくかありますが、Xmarksは下記の特徴を持っています。
1)IEFirefoxChromeSafariの4つの代表的なブラウザに対応しています。1台のパソコンで複数のブラウザを使用している人が、同じ「お気に入り」を使う事もできます。あるパソコンのブラウザへ新しい「お気に入り」を登録すると、すぐにクラウド上のサーバーへ同期されて、別のブラウザを開いた時に、新しい「お気に入り」が更新されるようになっています。

2)ウェブ上のログインIDとパスワードをクラウド上で保存して、別のパソコンでも同じようにログイン情報を呼び出す事ができます。但し、パスワード保存機能は、いまのところFirefoxだけに対応しているようです。

3)ブラウザのタグを、異なるブラウザやパソコン間で同期できます。最近は「お気に入り」の代わりに沢山のタグを開きっぱなしにして代用している人が現れました。そういう方の為の機能です。

4)パソコンの「お気に入り」を、IEとiTune経由でiPhoneへシンクロさせる事ができます。但し、私の経験によれば、iTune経由でiPhoneとシンクロする時に、IEのお気に入りの順番が強制的に並び替えられてしまうようです。Safariでは試していません。

パスワードの保存およびシンクロの機能は、日常的な利用の場合だけでなく、クラウド・サービスに重点を置いたユーザーが、パソコンを再インストールする時に、大きな威力を発揮します。お気に入りの中に「再インストール」というフォルダを作成し、普段使用しているクラウドサービス(私の場合はXmarks、Dropbox、Evernote、LogMeInなど)を登録しておきます。パソコンを買い換えたり、OSを再インストールしてまっさらになったパソコンを普段の環境へ復旧させる手順としては、

1)まずFirefoxブラウザをダウンロードしてインストールする。
2)FirefoxにXmarksアドインをインストールして、自分のアカウントでログインする。
3)Firefoxに、いつもの「お気に入り」とウェブのログインIDおよびパスワード情報が設定される。
4)「再インストール」フォルダの中にあるクラウドアプリを、一つずる順番にインストールして設定してゆく。

私は最近、立て続けに3回も自分のパソコンのOS再インストールを行いましたが、いづれの場合にも、パソコン環境を日常的な状態へ復旧させるのにかけた時間は1時間以内でした。

なお、Xmarksのプラグインが最も機能を発揮するのはFirefoxです。多機能ブラウザのFirefoxと、軽くてサクサク動くChromeを使い別けながら、快適なネット利用をお過ごし下さい。

参考サイト:
日本語版Firefoxのダウンロードは(こちら)から。
Chromeのダウンロードは(こちら)から。

参考文献:
私的なことがらを記録しますが今週、紙の書類を大量に捨てました ― 藤沢数希

Leave a Reply