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海外進出の手引き★香港で起業しよう(1)

これから数回にわたり、日本国内で行き詰っている地方の中小企業が、どのようにして海外進出し、グローバル化の波に乗り、会社を成長させてゆくかについて考えて見ます。

失われた20年とは、1990年代から現在までの、日本経済の停滞を表す言葉のようです。しかしながらその間も、自動車メーカーや大手電気メーカーはアジア各地へ工場をつくり、安価な賃金を利用して輸出加工貿易を行い、多くの利益を得てきました。この20年間、政府が発表する経済成長がまったく実感できなかった理由は、海外展開した企業だけが成長したからといえます。

アリババジャパンの中国貿易講座の専任講師をされている小谷まなぶ氏はアゴラの記事で、「インターネット業界では、中国貿易が過去に見たことないレベルで盛り上がっている」と述べています。

考えてみると、日本の地方には「海外でも売れそうな」商品を製造・販売している中小企業がたくさんあります。しかし、せっかくの良い製品も、経済縮小を続ける国内市場を相手にしているだけでは成長はできません。

香港をベースにネット販売などの支援を行っている私のところにも、先日は貿易をやっている友人経由で、京都で「手作りのサンダル」を製造販売している会社から、香港で販売したいとの問い合わせが来ました。数回のやりとりの後で、残念ながら話は頓挫してしまいました。理由は単純。経営者の側に「うちのは良い商品だからどこでも売れる筈。安く売ってあげるから貴方が儲けなさい」という消極的な姿勢が強く、自らコストとエネルギーを投じて海外進出しようという気持ちがはじめからなかった為でした。

これがきっかけとなって、日本の地方産業をなんとかグローバル化の波に乗せる方法はないものだろうかと考え始めました。縮小する国内市場にしがみついていれば、企業の成長は容易ではありません。勇気をもって海外市場への展開に成功すれば、大きな成長を期待できます。

このように考えているところに、私の出身地に近い愛媛県松山市で企業紹介のビデオ等を作成している方と知り合う事ができました。早速、彼を口説いて、愛媛県周辺で、「良い商品」を製造している会社をみつけて海外進出を呼びかける「提案型海外進出」企画をはじめました。

つい先日、松山市で1回目のミーティングを現地パートナーと行いましたが、自ら積極的に海外へ出てゆこうという気持ちを持つ中小企業経営者はやはり多くないようでしたが、関心はあるけれど具体的な方法がわからないという方もおられました。

そこで、中小零細メーカーの経営者が、海外市場へ進出する為のハウツー記事を書いてみる事にしました。

<目次>
香港で起業しよう

(1)海外進出の手引き
(2)海外進出の第一歩
(3)自力で海外進出する理由
(4)商品を海外でプロモートする
(5)海外進出の戦術
(6)香港の会社設立は難しくない
(7)タックスヘイブンを利用した海外展開戦略

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