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通関の信用度分類(4) 昇格の条件

通関当局は企業の信用力を5段階評価で格付けしている事、大多数を占めるB類企業がC類に降格した場合の経営危機について説明しました。では、C類からB類へ、B類からA類へと信用度をアップさせる条件は何でしょうか?

もしC類に降格したらで述べたように、C類企業の状態で1年間も工場の営業を続けるのは財政的にも、運用的にも極めて困難です。よほど体力のある企業でないと倒産は免れないでしょう。ですので、普通の規模の工場が上記の条件を満足させるのは極めて困難であろうと考えられます。

ふつうのB類企業がA類へ昇格する具体的な方法は、今後の記事で述べたいと考えていますが、社内の書類管理やルールの明文化をかなりしっかりとやらなければならず、けっこう大変です。多くの工場では、コンサル等を雇い、社内整備を行う必要があるでしょう。しかしながら、そのようにしてA類企業になると、通関ではB類企業に優先して業務を処理してもらえるので、通関処理が非常に楽になる事は間違いありません。

AA類企業は、年間の輸出入総額がUSD3000万元以上という条件を見ても理解できるように、大企業の為のスキームです。大企業であれば、当然の事ながら材料と製品の物流量が多く、通関処理量も半端ではありません。そういう企業がAA類を取得すると、非常にメリットがあるという事でしょう。

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