最初に紹介するAdempiere(アデンピエーレ)は、フランス企業がオープンソースとして開発したCompiere(コンピエーレ)から、途中で枝分かれしたオープンソースのERPソフトです。こちらからウェブ版のデモ画面へログインできます。(ユーザー名とパスワードともにdemoと入力します。)
ではAdempiereの画面の紹介を始めます。画面をクリックすると拡大して細部をご覧頂けます。システム全体の機能を説明する事はできませんが、画面左側にあるツリー状のメニューを見て頂くと、このシステムが持つ機能のだいたいのイメージを掴んで頂けるかと思います。
1)受注画面

(明細行が1画面に1つずつ表示される画面モード)

(明細行が一覧で表示される画面モード)
入力画面の上部にアイコン式のメニューバーがあります。その中央あたりにエクセル表みたいなアイコンがあります。そこをクリックすると、上記の2つの画面が切り替わるようになっています。以下にほぼ全ての画面で、同様の機能があります。
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ERPシステムは日本式経営には向かないと申しましたが、中国に進出している中小企業メーカーは、権限が社長に集中しているオーナー企業も多いかと思います。そのような企業は、ERPシステムを利用する事で、経営判断を迅速かつ高精度に行うようにできる可能性があります。
しかしながらSAPやオラクルのようなERPシステムは、ソフトウェアのライセンス費用が極めて高額なので、中小企業が導入するのは非常に困難です。そこで、システムのライセンス料が無料(但し、IT業者が導入支援する場合には導入やメンテナンス費用は必要)のオープンソース系ERPシステムを、以降の記事で紹介したいと思います。
その前に、まずはオープンソースについて説明したいと思います。オープンソースというのは、ソースコードが公開されており、原則としてライセンス料が無料で使用できるソフトの事です。下記記事はよくまとまっていますのでご参照ください。
オープンソースERPとは何か
オープンソースにはいくつかのルールがありますが、まとめるとだいたい下記のような内容です。
1)オープンソースのソフトを変更なしで導入した場合、間に入ったIT業者はユーザー企業へ、完全なソースコードを渡さなければなりません。
2)オープンソースのソフトを導入した企業は、自社で使っているソフトのソースコードを、第三者へ無条件で渡す事ができます。
3)ソフトを導入する時に、オープンソース部分のプログラムを改造した場合、改造後のプログラムも原則としてオープンソースのルールに縛られます。
4)オープンソースであるから、かならず公開しなければならない訳ではありません。
5)オープンソースだからかならず無料という訳ではありません。AdempiereやOpenbravoは、機能の限定した無料版と有償の高機能版とを分けているものがあります。ソフト開発の母体が企業なので、何らかの方法でマネタイズする必要がある為です。